遅い挑戦を楽しみながら障がい者支援のあり方を追求
目的ある正確な支援で豊かな関係づくり 

  • すべて
  • 障がい福祉サービス

1997年入社 支援員

  • 女性
  • 中途
  • ベテラン
  • 支援員
  • 主任

人生経験が必要と言われた障がい者支援
忘れられなかったご利用者さまとの出会い

 学生の頃、実習で訪れた知的障がい者施設で、緊張していた私の手を取ってくださったご利用者の方がいらっしゃいました。スムーズに実習に入れたのはその方のおかげです。その後、障がい者施設に就職したくて、母と施設見学をさせていただきましたが「若い子はいらない」と断られました。当時はそういう時代でした。高齢者施設や保育所に勤務後、結婚や出産、子育てを経て「そろそろいいだろう」と思い、社会福祉協議会主催の職場説明会に参加し話を聞きました。しばらくして産休代理として採用いただき、正規職員としてこれまで勤めさせていただいています。入社まで長い年月がかかりましたが、「家族にはなれないけど一番近い他人」であるご利用者さまと共に過ごす時間はとても楽しく、毎日が充実しています。

自己満足ではなくご利用者さまのため
サービスの質の向上を支える知識と技術 

DOHENの教育制度はとても充実しています。新卒の方であれば、1年目は新任職員研修に始まり、OJT、マニュアル指導があります。そして施設では、マナー研修の開催や県内外の全国規模の研修にも積極的に参加します。中途の方にはペアコーチを取り入れました。業界経験者の方でもキャリア関係なく、支援の目的と内容の理解を深めていただき、提供するサービスの標準化に努めます。本来、学んだことを実践に活かすのが研修や指導の目的ですが、時にはその通りにいかないこともあります。しかし、それを知っているかいないかで対応や判断が変わってきます。新任職員への指導は、支援のやり方よりもその理由や目的を伝え、マニュアル理解に時間をかけるようになりました。「人が好き」「やってあげたい」だけの支援ではなく、ご利用者さまに必要とされる支援を正確に行うためには知識と技術が必要です。

※撮影のため、通常装着しているマスクや手袋・身分証などを外しております。