母子生活支援施設

保育実習(施設実習)

実習について

母子生活支援施設の体験が
実習生の未来の糧になる

母子生活支援施設では、ご利用者さまの自立を目指し社会資源(地域の福祉サービス)を活用しながら、その方に必要な支援をコーディネートしています。福祉業界で就職される可能性がある実習生の方々は、将来母子生活支援施設のご利用者さまやその支援が必要な方々と関わる機会が十分ありますので、私たちの施設を体験し社会資源の理解と連携の大切さを学ぶことができる実習は、魅力的だと思います。

担当者の思い

新しい挑戦が成長に繋がる
実習生レクでステップアップ

さくら苑では、実習生の方に「実習生レク」という行事の提供をお願いしています。企画から計画、準備、リハーサル、実施まですべてをお任せします。小学生以上が対象なのでゲームや制作が中心となりますが、それぞれ特性もありますのでみんなが楽しく遊べるように、こどもたちの集め方や説明の仕方、個別対応など、スタッフは実習生の方に寄り添いサポートします。実習生レクの実施後、良かった点や改善点などについて実習担当者と一緒に振り返りを行いますが、次のステップに繋がる評価やアドバイスを心がけています。

迎える姿勢

母親支援の認知と理解を
実習マニュアルの改定

2022年度、さくら苑は実習マニュアルを改定しました。そこで私たちは、独自に事例集を作成し、それぞれの事例(ケース)を通して、母子世帯に対してどういった支援が考えられるかを学ぶことができる講義を始めました。母子生活支援施設は母親がこどもと一緒に入居できる施設です。実習生の方はお母さまへの支援に直接関わることはできませんが、母親支援の認知、そしてスタッフの仕事への理解も深めていただきたいと思います。

ADVICE

実習生の方への
アドバイス

  • ❶ 疑問を残さないように、気になったことは遠慮なく質問してください。自分なりの考えやその根拠を整理することで、より具体的な質問ができると思います。「なぜ」を考える習慣が、ご利用者さまの理解や専門性の向上に繋がります。
  • ❷ ご利用者さま一人ひとりと丁寧に関わることができますので、一つひとつの関わりを大切にし、その背景や言動から考察を深めてみましょう。

実習担当者よりメッセージ

実習では、大変さや辛さを感じることがあるかも知れませんが、その経験は必ずご自身の将来の糧になります。スタッフがしっかりとサポートいたしますので、ひとつでも多くの気づきと学びを得ることのできる実習にしていきましょう。

実習について

施設の役割やスタッフの仕事にふれて
就職についても考えられる実習を

私が学生だった頃の施設実習はこどもとの関わりがメインで、施設やそこで働くスタッフの仕事を理解することが難しかったように思います。書類作成や母親支援、関係機関との連携など想像することもなく、DOHENに入社して初めて気づかされました。今回の実習マニュアルの改定ではスタッフが意見を出し合い、母子生活支援施設の役割やその支援内容、そしてスタッフの仕事も知っていただくことができる、現状に即した実習を受けられるようになりました。

担当者の思い

実習生との関わりは成長の機会
私に学びと気づきを与えてくれた

さくら苑には施設実習担当者が3名おります。それぞれが業務を分担し何ごとも相談しながら進められますので、勤務シフトに左右されないきめ細やかなサポートに繋がっていると思います。実習担当者として1年が経ちますが、実習生の方と関わることで私は成長の機会をいただいたと感じております。実習生の方への講義は学び直しの機会となり、マナーについて指導する機会が増えたことで、お手本となるような振る舞いを心がける気持ちが生まれました。

施設実習概要

実習は、保育園や学校から帰宅したこどもたちとの関わりが中心となり、「実習生レク」(行事)を通じて支援の提供を実際に体験していただきます。また、入居施設ですので、共有スペースの清掃や玄関を彩る壁面制作など施設整備関連の作業もあります。その他、母子生活支援施設の役割や支援内容を講義でお伝えします。

実習 保育士・社会福祉士資格取得における施設実習、公認心理師実習(※メゾンクオーレのみ)
受入 1日あたり最大2名まで
期間 保育実習10~12日間、
社会福祉士実習12日間を2回
時間 9:00~18:00